<こちらの記事は、SMOタブロイド誌「TOKYO 2018」からの抜粋です。
TOKYO20xxシリーズについて、最新版は、こちらよりダウンロードいただけます>

 

SMOでは、いま存在している種を元に、一見何も関係ない別の種を繋げて、これまでの延長線上にないジャンプした未来を創造しています。ときには、突拍子もなさすぎて「これはないでしょ」と一瞬頭をよぎるものもありますが、いやいや、そういうものに限って、突然やってくる未来だったりするのです。今回は、その中でも、読み物としても楽しい、そして2018年から2028年のあいだに起こり得るかもしれないマテリアルを用意しました。

 

先進国人口のベジタリアン比率は30%に

環境保護や動物愛護の観点から、ライブストックに対する厳格な規制が行われ、肉や魚などの食品の価格が高騰するとともに、それらを食べることの文化的伝統自体も衰退。一方で、 Plant Based Meatの技術は急速に進化し、本物の肉を上回る味覚となり、先進国では健康、宗教、道徳などの理由からではなく、結果的に菜食主義者になるケースが増え、その比率は30%をこえるまでに。

 

ビッグデータで婚活の成功率アップ

なかなかマッチングが難しい婚活市場にもビッグデータの活用が進んでいる。これまで熟練者の経験に頼っていたマッチングがビッグデータや深層学習を用いることで成婚率がアップしている。ちなみに、相手との相性はパーセンテージで表されるが、相性が良いと判断される90%以上の数値が出現するのは極めてまれ。そのためビジネスモデルが成リ立たず導入を取りやめるマッチング会社も増えている。

 

北陸が日本のスタートアップの中心に

冬には雪が積もって何もかもが閉ざされてしまうような環境。東京からは遠く、大空港もなく世界ともつながりにくい。そんな北陸にある福井県は日本で最も社長を輩出してきた地域。伝統産業や様々なメーカーを発展させてきた厳しい自然環境は、試行錯誤や強制発想を人に課す、イノベーレョンを創出しやすい環境でもあつた。スタートアップの成功率を高めるのは、人為的な環境整備ではなく、自然がもたらす環現不備であることがわかり、北陸はべルリンやイスラエルとならぶ世界的にも有名なスタートアップの聖地に。

 

正解のない学問が教育の中心に

AIやARが進歩し、答えのある問いには、答える必要がないという考え方が浸透。これにともない、文学、音楽などのアートが教育のコアとなリ、数学、歴史、科学は選択科目へ。

 

人類みんな持ち物はトランク1つだけ

Airbnbやコワーキングスペースは当たり前、シェアを前提とした移動しながら生活する人が増えていく。行く先々で服は気候に合わせて、好きなものを借りればいい。暮らす空間は行く先々で自分の好みで借りればいい。移動のことも考え必要最低限の必需品さえ所有すればいいと考えてたら、みんないつのまにか今で言うミニマリストになっていた。

 

セカンドライフが再びブームへ

仮想通貨の普及とVRの発展により、仮想世界内でお金稼ぐ機会が爆発的に増えることによって、かつて流行ったヴァーチャル・ワールドのSNSであるセカンドライフに再び火がつく。

 

AI伊藤博文くん、コメンテーターとして引っぱりだこ

現代にAIとして蘇る歴史上の偉人たちが、コメンテーターとしてテレビやラジオで人気沸騰中。彼らが今の時事ニュースやワイドショーをズバッと鋭く解説するのが話題となっている。

 

その②へ続く

 

#未来洞察

#未来予測

#スキャニング・マテリアル

#フューチャー・インサイト

#トレンド予測

#フューチャーシナリオ

# 社会変化シナリオ

#インパクトダイナミクス