今回は、ついに来年に控えた、東京オリンピックのパーパスとビジョンについて、見ていきたいと思います。

東京オリンピックの公式サイト https://tokyo2020.org/jp/games/vision/ によりますと、
”大会ビジョン”と称して、以下のように書かれていました。


「スポーツには、世界と未来を変える力がある。」

「史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす大会とする」

 

3つの基本コンセプト

全員が自己ベスト 運営・選手・ボランティア・関わる全ての人と技術が自己最高を発揮。

多様性と調和  人種・性別・言語・宗教等あらゆる違いを受け入れ認め合い、進歩した社会へ

未来への継承  成熟国家となった日本が、今度は世界にポジティブな変革を促し、継承していく


ここでSMOの解釈を加えますと、

パーパス 「スポーツの力で、未来と世界にポジティブな改革をもたらす」
ビジョン 「史上最もイノベーティブな大会にする」

となりますが、正直、パーパスとしては少々弱いものになってしまっており、我々SMOが策定過程に加わっていたら、もっと良いものを作ったのに・・・と残念でなりません。

なお、別途「大会モットー」を、現在進行中で選定中とのこと。
前回のリオ大会は「A New World」
冬季の平昌大会は「Passion. Connected.」
今回の東京大会について、開催まで1年を切った今の時点でまだモットーが決まっていないという事実もだいぶ遅いような気がしますが、上記の大会ビジョンを踏まえてどのような「モットー」になるのか、発表を注目したいところです。