①からの続き「ファッションxサステナビリティ 〜持続性・透明性を重視するブランド」その②)

一方で先日、ファッション界で注目のデザイナーに与えられる「ウールマーク・プライズ」の受賞者の発表がありました。ガブリエラ・ハーストが、3年前に優勝しているこちらの賞、今年のウィメンズ部門は、アイルランドのリチャード・マローンが制しました。

リチャード・マローンは、天然の素材や染料、再生繊維にこだわって、綿や毛などの農場からトレース可能にし、手織り職人・パタンナーやテーラーの工賃も公開。透明性・トレース性を明確にしながら、アバンギャルドな独自の世界観を両立させたことが、優勝のカギとなりました。
審査員を務めた村上隆氏、アンバサダーとして出演した冨永愛氏はともに、「サステナビリティーが審査の根幹となっている。ファッションの大きな変化を感じる」と語っています。