現在、パリでは、2021年の春夏コレクションの最中です。SMOでは、未来を想像し、把握することが、ビジネスでも様々な意思決定の鍵になると考え、クライアントに対してトレンド予測や未来洞察を行なっています。そのため、半年ごとに世界各地のファッションウィークで開催されるコレクション情報は毎回くまなくチェックし、様々な提案に取り入れています。

今年は、例年とはガラリと様を変え、コレクションの多くはオンラインでの開催となり、また不参加を表明したブランドも少なくありません。

その中で、日本ブランドとしては唯一、パリでライブでのショーを開催したのが、ヨウジヤマモト。

デザイナーの山本耀司氏のインタビュー記事で、今回のライブショーを決断した理由として、山本氏はこう語っています。

 「僕の仕事は、パリでショーをやること。フランス語で言うと”la raison d’etre”。つまり、自分の存在理由」

これこそが、私たちの言うところの「パーパス」です。自分の存在理由(=パーパス)を軸に、いざと言う時のブレない判断の基準にする。山本氏は、そのパーパスを疑うことなく、現在のこの状況の中で渡仏し、ショーに参加されました。

そこには、批判を伴うかもしれません。ブランドにより、開催の方法や解釈は様々でしょうし、色々な形があって良いと思います。重要なのは、どうしてその方法に決定したのかという経緯や理由を、皆が納得できるように説明できる、その拠り所としてのパーパスがあるかどうか。そしてそのパーパスが、組織内外にきちんと浸透した状態であるかどうかです。しっかりとパーパスの根付いている組織であれば、そのパーパスに沿って下された決断は、それがどんな大胆な決断であれ、受け入れられることでしょう。

 


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