昨日、弊社主催のオンラインセミナー「PURPOSE BRANDING 〜世界の最新事例から学ぶパーパス・ブランディング 基礎講座〜」を開催致しました。

その中から、FAQでいただいたご質問とその回答をご紹介します。

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Q: パーパス策定のポイントは?

パーパスは、与えられたものでなく、自分たちの中に絶対にそもそも存在するもの。パーパス策定はそれを探していく作業。(私たちSMOでは、Pupose Discoveryと呼んでいます) 組織の中で、どれだけ自分たちが納得でき、自分たちの一部になって使っていけるのか、が重要。綺麗で素敵なコピーが良いというわけではない。その組織の中にあるものが引き出されているかをきちんと検証することが大事。そのため、SMOでは、クライアントに入り込んで一緒に作っていく。

 

Q: パーパスの浸透で重要な要素は?

作るだけではダメで、中・外に伝えていくのが必要。浸透活動の鍵は2つあり、パーパスへの深い理解が1つ。皆がそのパーパスを理解し、納得すること。もう一つは、そのパーパスを信じられるかどうか。信じて自分の業務に落とせるかどうか。その上で、行動アドバイスの例として、上司が率先して、どんどん部下にパーパス主導の影響を与えていくと良い。部下は上を見てちゃんとそれについてくる。たまに、理念が飾られてるだけの 絵に描いた餅の時もあるが、飾るだけならやめたほうが良いくらい。根底にあるものを引き出して、飾るだけでなく使って、どんどん浸透させていくのが重要。

 

Q:企業理念として使われる「バリューズ」と、顧客に提供する「価値」のバリューとの違いは?

顧客に提供するバリューは「価値」であり、「アウトカム」 。それに対し、理念の「バリューズ」は、「価値観」のほう。

 

Q:どんな質問でパーパスを掘り下げて策定していったら良いでしょうか?

シンプルに言うと、強みとニーズ これが合致するところ。強み、というのは、企業の持っている技術などだけでなく、”情熱”も含まれ、それがむしろ重要。どうしたい・なぜしたい、というのは心の中にあるものであり自分たちの中にしかないから、それをワークショップで引き出していく。

ニーズ、というのは世の中から求められているものであり、今とそしてこれから先 顕在化・潜在化しているもの、などいろんな角度から見ていく。また、トレンド予測、未来予測なども行なってそこからのニーズも検証する。

 

Q:自分たちの確固たるパーパスを掲げた後、外部のパートナーに共感してもらうためには?

外部のパートナーも含め、周りと一緒に共感を呼び共に幸せになっていくことが必要とされている今の時代において、 内部にも外部にも、共通に同じ言葉(パーパス)で発信していくことが重要。そういう意味で、私たちSMOでは、インターナルブランディング、エクスターナルブランディングを分けて考えず、すべて内側の核心にあるパーパスを元にブランディングを(内部・外部両方に向けて)行うという姿勢を取っている。

 


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