先日11/12(木)に、SMO主催オンラインセミナー「PURPOSE DRIVEN COMPANY〜 パーパスドリブンな人材を最大限に活かす組織づくり」を開催いたしました。

弊社で昨年2019年に発表した調査レポート「パーパスは組織マネジメントに資するのか」を元に、この調査でご協力をいただいたオルフェウスコンサルティング株式会社の代表取締役社長 沢部浩久氏と、弊社COO青山 永のトークセッションの形で、パーパスドリブンな人材と組織を創り上げるヒントについて語りました。

 

この調査では、

  • パーパス型の人材はイノベーションを起こしゃすい
  • 組織内でもパーパス浸透ステージが上がるほど、ポジティブな影響がある
しかしそのような事実にも関わらず、
  • 組織としてのパーパス浸透への取り組み状況には問題あり
  • 個々でもパーパスを行動まで落とし込めているケースが少ない
ということが分かりました。これらを、一つ一つ沢部様の調査分析の解説を交えてご説明いたしました。
こうした中で、いかにパーパスをより浸透させ、パーパスドリブンな人材と組織を作り上げていくかの鍵となるのは以下のような要素です。
  • パーパスの体現を、上司自ら社員に示していくことが、浸透に効果的
  • 社内の浸透度合いを測る調査を、恐れずに実行し、きちんと把握することが重要

 

最後に、松下幸之助氏の言葉「経営理念で飯を食うのではなく、飯を食うために経営理念が必要なのだ」を引用し、パーパスの重要性を改めて強調しました。日本では古くから、経営理念を大事にしている企業が多く、世界の中でも長期で存続する企業の割合の多くを日本企業が占めています。しかし一方で、実際にきちんと理念が浸透し、組織として、個人として行動まで落とし込めているかというとそうではないケースが多いというこの現状を、いま立ち返り、しっかりと理念やパーパスを浸透させ、そしてその浸透度合いを随時測って確認していかなければならないのです。

 

ご視聴いただいた参加者の皆様、ゲストの沢部様、ありがとうございました。