SMOオリジナルタブロイド誌「TOKYO 2020」の巻頭インタビューでご登場いただいた、SYPartnersの創業者Keith Yamashita氏とJarin Tabata氏。彼らがアメリカからはるばる、SMOのオフィスにいらしていただいたのは、まだCOVID-19が騒がれる前の、2019年12月のことでした。

その後春の到来と共に世界中にパンデミックが押し寄せたわけですが、そのSYPartnersが4月の初めに「Coronavirus and the Great Reset」と題された記事が、現在も彼らのウェブサイトでのトップ記事として載っています。

そこではビジネスリーダー層に向けて、リーダーとしてこの状況下をどう向かっていくべきかについて「自分」「チーム」「会社」「コミュニティ」の4つの視点から書かれています。

今回は、その記事の最後にある”JOIN FORCES”についての内容についてピックアップしたいと思います。

SYPartnersのLinkedIn記事「Coronavirus and the Great Reset」 より引用:

  • JOIN FORCES. This is not the time to focus on edging-out your competition. It’s a time to band together to create the type of impact that no one company could have on its own. When ultra-competitive UK newspapers ran a unified front page ad, it sent a powerful message to Britons that these times require extraordinary measures. Or when Microsoft, Amazon, EPIC, Mayo Clinic and others created a coalition to provide real-time COVID-19 data, they put aside their differences to keep patients and medical workers informed. Seek and spark new partnerships that will amplify your impact today and open up new frontiers for meaningful collaboration later.

(訳:今は、競合他社を排除することに集中している場合ではありません。一社だけではできないようなインパクトを生み出すために、団結する時なのです。英国の新聞は競合同士で結束して一面で同じ見出しを出し、英国人に特別な対策が必要な時だという強力なメッセージを送りました。また、マイクロソフト、アマゾン、EPIC、メイヨークリニックなどが連合して、COVID-19のリアルタイムデータを医療従事者と患者に向けて情報提供を開始しました。このように、いま新たなパートナーシップを模索、開拓していくことは、将来的に有意義なコラボレーションとなり得ることでしょう。)

 

この数年でパーパスがより知られるようになり、今後「共感・共生の時代になる」とされていました。これは、COVID-19発生に関わらず、言われてきたことです。つまり、パーパスを掲げ、それに共感してもらう者を集めていく、それは単に従業員や顧客のみならず、ビジネスパートナーや、たとえ競合であっても、同じパーパスに共感できる者同士は、お互いの強みを活かしながら、共生し、助け合って大きくなろうというムーブメントです。

今回のCOVID-19騒動により、こうしたムーブメントにより拍車がかかっていくのは必然と言えましょう。どの業界も厳しい昨今ではありますが、お互いを助け合う形で生き延び、大きくしていく。その絆を結んでつないでいくのも、パーパスなのです。

 


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