先日ボストン・コンサルティング・グループのホワイト・ペーパーを見つけました。今年の5月に公開されたもので、なぜ今パーパスが重要なのか、パーパスの定義、そしてどうやって組織はそれを現実のものとできるのかについて取り上げています。

中でも、”Surface Purpose”(表面の、外見上のパーパス)というフレーズを使うところが面白いなと思いました。

多くの組織は、なぜ自分たちが存在するのかを述べる際に、それを表面的なことで終えてしまったり、ビジョン策定のエクササイズをキャッチーなスローガンやポスターよりちょっとマシなものを作って終わらせたりします。どんな会社にも当てはまるような、とても一般的なことをパーパス・ステイトメントとして作るところもあります。他にも企業のDNAに何の関係もない、ポリティカリー・コレクトな(公正な表現)プロモーションに力を注いだりします。しかし、効果的にパーパスを表現できている組織でさえ、それをさらに促進させることができずにいます。彼らは自分たちの従業員にも、お客様にも、パーパスを日々の体験に取り入れるためにできることを何もしていません。この”表面的なパーパス”は新しい考えや行動の深い浸透を阻む薄いベニア板のようなものです。

とても良い読み物とサマリーです。パーパスを作る際にもとても参考になる素晴らしいドキュメントなので、是非読んでみてください。