先日、パーパスと、ミッションやビジョンとの違いについてご説明しました。

そこでも少し触れましたが、実際に「パーパス・ドリブン企業」とされているところであっても、理念の呼び方としては「ミッション」または「ビジョン」を採用しているところが多く存在します。特に、長年パーパスドリブンな経営をしているところ(パーパスという概念が存在しなかった2000年代前半ごろまでに、確固たる理念を軸にした経営を徹底している企業)ほど、そのままの流れで「ミッション」としている企業が多いように思います。

私たちSMOは、パーパスには様々な形があって良いと考えています。理念、ミッション・ビジョンなど、すでに掲げられているものが自らの存在理由を明確にしていれば、パーパスととらえることができます。

「ミッション・ビジョン・バリューは、セットで語られることが多く見受けられますが、パーパスには、そのような体系を規定する考えはありません。様々なパーパス・ドリブン企業を見ても、パーパスだけを掲げている企業、パーパスとミッション・ビジョン・バリューをセットにしている企業、など様々です。理念体系の見直しにおいて、その企業に合った形で柔軟に導入することが優先されるべきだと考えています。パーパスに合わせてすべてを見直す場合もあれば、今ある体系に新たにパーパスを加える可能性もあるでしょう。あるいは、今ある理念が存在理由を示しているのであれば、「これが理念であり、パーパスでもある」ということでも良いのです。


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