先日のセミナーのQ&A の中でもご紹介したのですが、「パーパスは、ミッションやビジョンとどう違うのですか?」という質問をよく頂きますので、改めてここにまとめております。
※なお、6月末に出版予定の書籍では、よりわかりやすい例を踏まえて、詳しくご説明しています。現在予約注文開始中。
*パーパス:組織がなぜ、なんのために存在するのか
*ビジョン:組織が具現化したい「あるべき」状態
*ミッション:パーパスとビジョンを実現するためにやらなければならないこと
*バリューズ:ミッション遂行において大切にしている信条
ただしこれらは、企業によっても呼び方は異なり、代表的なパーパスドリブン企業と呼ばれる組織であっても、その理念の呼び方を「ミッション」または「ビジョン」としているところも多くあります。しかし彼らがパーパスドリブンと言われる所以は、常に確固たる自分たちの存在理由としての理念があり、それに向かって前進しているからです。
私たちが、「パーパス」を強く推奨するのは、
①ミッションとビジョンは、末来指向である一方で、パーバスは現在進行形の感覚を有し、今この既間の存在理由について強く訴えている。
②ミッションとビジョンという言葉の持つ定義の曖眛さ(人によりミッションやビジョンの意味の提え方が異なる)に対し、パーパスは「なぜそれをやっているのか」という明確かつシンプルな本質に行き着く。
③ミッションとビジョンがビジネスパーソン向けの言葉であるのに対し、パーパスはそうでない一般人にも親しまれ、受け入れられているいわばパーソナルな言葉である。
この3点を踏まえて、より人間性が求められている現代、そして、情報が溢れ、先行き不確かな現在の世の中には、パーパスの考え方がフィットしていると考えているからです。
なお、SMOでは、以下のように設定しています。
パーパス:本物を未来に伝えていく
ミッション:卓越したブランドを作るため、革新的なやり方でクライアントの価値向上を実現する。
バリューズ:クリエイティブ、コラボレイティブ、レジリエント
SMOは組織にパーパスを策定・浸透させ、パーパスドリブンな変革を目指してお手伝いをするコンサルティングファームです。
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