弊社SMOで、東証プライム上場の全企業1839社の企業理念を全て調査し、その中から公式に「パーパス(もしくは英語でPurpose)」を掲げている企業のパーパス・ステートメントをリスト化、発表した「PURPOSE STATEMENT LIST2022」。
こちらの資料をもとに、アメリカ在住コンサルタント:Justin Leeによる、日本・海外のパーパス・ステートメント比較解説「パーパスリストから学ぶ、良いパーパスを表現するためのポイント」を先日セミナーでご紹介しました。計4回となる連載の、今回は第3回をお届けします。
第3回「What is it for ? 提供すること・ものを表現」
今回紹介するパターンは「提供すること・ものを表現」することです。
東京ガスのパーパスがまさに、このタイプで、
提供するものやサービスを中心にしています。
「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。」
海外の例として、グッドマンを紹介したいと思います。グッドマンはグローバルのロジスティックスの会社です。本社はオーストラリアにあって、アマゾンのような企業に物流スペースを提供しています。
彼らのパーパスは
「 making space for greatness. 」
お客様が目指す最高を叶える「space」を作ることです。
東京ガスのパーパスとグッドマンのパーパスを見た時、「自分たちのサービスは何のためにあるか」という問いに答えています。
東京ガスのエネルギーは「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐ」ためにあります。
そして、グッドマンの物流スペースは、「お客様が目指す最高」のためにあります。
【Key Learning 】
この気づきから一つの波が得られます。私たちが提供しているもの自体、それは何のためにあるのか?
これはパーパスを作るときに、とても、とても大切な質問になります。
■「パーパスリストから学べる、良いパーパスを表現するためのポイント 第4回」へ続く